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2024/01/28お知らせ

令和5年度広報紙コンクール結果発表&審査委委員長講評

 今年度の広報紙コンクールも多くの学校から応募を頂き大変ありがとうございました。新型コロナウイルスの影響も残る中、徐々に活動が再開されています。各校様々な工夫がされていることを感じながら審査させていただきました。審査には新潟日報社編集局整理部第二部長の高橋淳様をお迎えして様々な角度から総合的に判断をされた10校が見事に受賞の栄誉に輝きました。

★小学校の部 最優秀賞★
「さかいわ」坂井輪小学校PTA

















★中学校の部 最優秀賞★
「大江山」 大江山中学校PTA


















令和5年度新潟市小中学校PTA広報紙コンクールの審査を終えて
新潟日報社編集局整理部第2部長 髙橋 淳
 
 このコンクールの審査は2回目です。2年前の前回は、とにかく審査に苦労したという思い出があります。事務局から「今回は2年前より点数が多いです」とお聞きし、驚きました。「広報紙の編集作業は楽ではないはずなのに、どうして増えているの?」と。はっきりしたことは分かりませんが、学校のことや子どもたちのこと、自分たちの活動を保護者や地域に伝えたいという意欲的な役員が多いことの表れなのでしょう。それは子どもたちに地域の目が行き届いている、ということの裏返しでもあると思います。
 担当者の思いが詰まった紙面を拝見し、短い時間の中で点数を付けていく作業の大変さを改めて実感しました。ただ最優秀賞、優秀賞に輝いた広報紙は、一目見て「あ、これはいいな」と感じさせるものがありました。ポイントとなるのは「いかに読んでもらえる紙面を作っているか」という点です。
 小学校の部で最優秀賞となった坂井輪小は、PTAの活動がきちんと記録されており、PTA広報紙としての役割を果たしていることはもちろんですが、それを伝える写真の使い方も上手でした。遊び心も感じられ、見ていて楽しい紙面でした。また卒業生が自筆で記した「将来の夢」も目を引きました。優秀賞の鳥屋野小は「○○先生は普段ここにいるよ」ということが分かる「配置図」や、A2判(新聞紙1面分の大きさ)1枚で伝える大胆さなどのアイデアが光りました。
 中学校の部の審査は差がほとんど付かず、どの学校が1位になってもおかしくありませんでした。そうした中で最優秀賞となった大江山中は、人を中心とした紙面を作り上げていました。特に3年生が「中学校の思い出」と「これからの自分へ」を記した号は、卒業後の記念に残ることでしょう。優秀賞となった横越中はPTA広報紙の見本のような紙面が印象に残りました。派手さはないのですが、自分たちの活動をきちんと伝えようと誠実に取り組んでいることが評価されました。
 ことし5月には感染症分類5類に引き下げられた新型コロナウイルスですが、昨年度の広報は、いずれもマスク姿の写真が多く掲載されていました。各種学校行事も制限されていた中で、広報紙作りは苦労されたことと思います。厳しい中にも工夫を凝らした各校の担当者に敬意を表したいと思います。
 私が所属する整理部は、ニュースの価値を判断し、見出しを付け、紙面レイアウトをするという「ニュースを形にしていく」部署です。分かりやすい見出しを考え、読みやすいレイアウトを組んでいく仕事です。「読む気にさせる紙面作り」を心がけています。その意味で、さまざまなアイデアで紙面作りに取り組んでいるPTA広報紙の審査は刺激になりました。このような貴重な機会を与えていただき、大変ありがとうございました。

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